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墓泥棒のボーカル石井のブログ

歌詞紹介その1、『ゆ・め・み・が・ち ~墓泥棒のテーマ~』

石井です。


僕がこのブログを始めた大きな目的の一つは「歌詞の紹介」をすることです。今回は、第一弾としてバンドのテーマソングである「ゆ・め・み・が・ち ~墓泥棒のテーマ~」の歌詞を紹介していきたいと思います。

まずは歌詞をご覧下さい。





『ゆ・め・み・が・ち ~墓泥棒のテーマ~』


葬り去った愚かしき過去と押し殺した感情
墓前に線香を立てよう 弔いの花を手向けよう

あの日死んでった僕はそれで浮かばれるのかな?
犠牲に見合う価値のある僕はここにいるのかな?
なんてね

上手くやれるはず 僕なら
冷たい土の下 ずっと深く深く埋めた

そっと眠らせておけばいい なのに
今夜も奴らが騒ぎ出すんだ

夢見がちなゾンビの声が
暗闇の奥で響いている
その言葉に耳を澄ましては
何かやれると信じている

上手に生きるため今日も僕は自分を押し殺す
喉の奥まで来ていた本音も飲み込まれて溺死

生ける屍のような
腐った目をした僕に奴らがこう言った
「死んでる場合じゃねぇ そうだろ?」
だからまた僕は歌うんだ

夢見がちなゾンビの声が
あの日の続きを探している
その叫びに声合わせれば
名曲が ほら また生まれる

夢見がちなゾンビの声が
暗闇の奥で響いている
その言葉に耳を澄ましては
何かやれると信じている

何かやれると信じている
名曲が ほら また生まれる





それでは簡単に解説していきたいと思います。

前回のブログを読んで下さった方は分かって頂けると思うんですが、墓泥棒というバンドがどういったコンセプトで活動しているのか、どういう気持ちで曲を作って歌っているのかを、3分ほどの短い曲の中に簡潔にまとめた、自己紹介的な内容の歌詞となっております。

上手に生きるために自分を偽ったり、いろんなことを諦めて大人になったけれど、気がつくと屍のように腐った目をした人間になっていた。そこへ、"奴ら"(今まで自分が殺してきた自分自身)がゾンビとなって現れ、"僕"に語りかける。

「死んでる場合じゃねぇ、そうだろ?」

"僕"はゾンビの叫び声に耳を済ませ、声を合わせ、歌い始めた。そう、もう一度自分自身が生き返るために。こうして"僕"は、数多の名曲を生み出していくのであった…。


という感じです。


「自分で名曲って言うなよ」っていうツッコミもあるかも知れませんが、自分の作る曲めちゃくちゃ良い曲ばかりだと思ってるんで、敢えて言い切りました。笑

ちなみに、タイトルの「ゆ・め・み・が・ち」ですが、この曲ができた当時、東京五輪招致のスピーチで滝川クリステルが言って流行語にもなった「お・も・て・な・し」をもじってます。時代を感じますね。読みは普通に「ゆめみがち」で結構です。笑


それでは今回はこの辺で。
読んで下さり、ありがとうございました。
石井でした。